病害虫 アブラムシやヵイガラムシが生育期に発生するので、殺虫剤で薬殺します。 病気は日陰で栽培するとウドンコ病が発生しますが、直射光下で栽培すればほとんど発生しません。 殖やし方 実生や取り木が簡単にできます。 実生は前年の秋に完熟した黒色皮に覆われた仮種子を採取し、翌年の春に播種します。 播種床の土は植え替えに用いた粒土でかまいませんが、粒の大きさを5nm以内にします。 播種した年はそのまま伸ばし、翌年の春に単鉢か寄せ植えします。 取り木は環状剥皮法で6月中旬に行ない、9月中旬には発根しているので切り離せます。 もう半世紀近くもボンサイを手がけているのに、さっぱりうだつが上がらない。 鉢数は猟ほどあって、それぞれの樹にはそれなりの思い入れや味わいがあるのだが、客観的に見るとどこかに過不足があって、作風が一向に垢抜けていないのである。 年数からいえば、白他ともに認めるような傑作の2鉢や3鉢はあって然るべきなのだが、未だに胸を張って人前に出せるような名品はでき上がっていない。 |