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レンゲ日記 ヒツジの数は豚よりも多い。
もっともよく知られ、また影響力の強い羊毛市場は、いまでもロンドンにある有名な"羊毛取引席である。
イギリスはまた毛織物の製造で世界をリードしており、大規模な紡績工場がヨークシャー州、ランカシャー州やスコットランドにある。
アメリカ合衆国は第二位で、仏、日本、イタリアやドイツがそれに次いでいる。
こんにちの有用動物の調査では、ヒツジの数が筆頭である(九億五〇〇〇万頭)。
ヒツジは[食肉用よりも]羊毛の供給源として重要視されている。
]九五八年には、世界中で「まだ脱脂していない」羊毛の生産量は、二二七万一〇〇〇トンにものぼった。
おもな羊毛生産国は次のとおりである。
中国とインドの羊毛の生産量にかんする統計資料は入手不可能であるが、たぷんこの両国の合計 数量は、全世界の約二五パーセントにあたるほどであろう。
世界中の豚の数は、ヒツジや牛の数のおよそ半分で、一九五七-五八年の推定では約四億五000万頭であった。
食肉源としての豚は、一般に牛に次いで二位にランクされているが、たとえばデンマークやドイツでは、もっとも重要な食肉用動物である。
右の表であきらかなように、ソビエト連邦と中国の合計は、世界中の豚の数のほとんど三分のOにも達している。
けれども、この両国では白国内で豚肉が大量に消費されるので、世界貿易の 上で、この物量は何ら重要な役割を果たしていない。
ふつう罐詰めにされるが、豚肉の主な輸出国はアメリカ、南アメリカ諸国、そしてヨーロッパではデンマークである。

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ゴマ油の神秘。
ゴマの不老長寿説。
ゴマの原産地は、エジプト、インド説があり、いずれも数千年の栽培の歴史をもっています。
日本には中国を経由して千年位前に渡来したとされますが、当時は食用というより、「仙人の常食」というように、薬として用いられていました。
神農本草経によると「気力を益し肌肉を長じ、髄脳を填てる。
久しく服すれば身を軽くし、老衰せぬ」とあリ、ゴマの効能は、脳幹から大脳旧皮質を刺激することで、性的活動を活発にし.常用することで、身体が強壮となり、臓器に栄養を与えることで若々しい体力をつくり、顔色もよく、高圧も下げ、老衰を防ぎ、陛力を高めるといわれます。
こうした、ゴマの不老長寿説の根拠となるものとして、ゴマ油が酸化しにくい性質をもち、他の油にゴマ油を加えることで抗酸性が高まることが注目されていました。
ゴマに不老制がん物質。
一般にはこの抗酸性の原因は、ゴマの成分にあるセザモリンが加水分解されて、セザモールになることにあるとされており、そのことはよく知られています。
しかし実際には今から5年前、名古屋大学農学部の並木満天教授らの研究グループにより、ゴマ油を高速クロマトグラフィーで分析した結果セザモールは微量しか含まれておらず、その代わりに、新しい天然抗酸化剤のリグナン類緑体が多量に含まれていることがわかりました。

レンゲ日記のこえ


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これ秋のはな

先取りの木の実。
救荒のクリをひろう。
クリ臼栗)は、ブナ科に属する藩葉高木または低木です。
大きいものだと高さ25m.直径60㎝になるものもあります。
材質が堅固で、しかも水湿に強いことから、古くから家屋の恭礎材、鉄道の枕木などに利用されてきました。
また樹皮はクリ色の染用としても利用されてきましたが、何といっても私たちに身近なものは、秋の味党を代表する果実です。
早生種はすでに8月中旬から採取されるものもありますが、わが国では10月下旬が一般 的です。
クリは大別すると、日本グリ、中国グリ、ヨーロッパグリ、アメリカグリがあります。
わが国では野生の小粒のものを普通「シバグリ」あるいは「ササグリ」と呼んで、このシバグリの中から実の大きなものを選んで品種改良がされてきました。
しかし、品種名が確立したのはまだ歴吏が蔵く、昭和に入ってからのことです。
わが国で最も古い栽培の歴史を持つ「丹波グリ」は、銀寄という品種の系統がその主体を占めています。
中国産のものでは、「天津甘栗」の名で知られる河北省のアマグリが有名です。
愛らしい小粒の上に甘味が強く、渋皮も離れやすく、しかも焼くと香ばしいかおりがすることから広く大衆に食されてきました。
ただ、これがすべて輸入品に依っている理由は、この品種はクリタマバチと呼ぷ害虫に非常に弱く、目本での栽培が不可能なためです。
ヨーロッパの原産地はカフカス(コーカサス)西部といわれ、紀元前のローマ時代には8品種.が存在していたといわれます。
フランス、イタリア、スペインなどで盛んに栽培されていますが、フランスのお菓子「マロングラッセ」は特に有名です。

犬猫うさ)の抜け毛取り ピロコーム   ピロコームとは 
アメリカグリの歴史は浅く、1803年にヨーロッパ種が、1896年に日本種が、1901年に中国種が導入され、現在交雑したものが栽培されています。
クリの果実は、その50%がショ糖やブドウ糖、ガラクトースといった糖質からできています。
クリの甘味はまさにこのたっぷり入った糖贋にあるわけですが、戟燥すると糖度が増し甘みが更に増加します。
この他、たんぱく質314%、ビタミンA、臥、C、鉄などのミネラルも含むので,クリは飢饉時の救荒食糧として昔から重宝がられてきました。
古来、殻と渋皮を除き乾燥させた「カチグリ」(掲栗)を勝利の縁起物として祝儀に用いてきた理由も、これでうなづけます。
クリ料理といえぱ、栗ご飯、含め煮が一般的ですが、『食品国歌』に「栗の能、腎補ふて氣をば増し、腸胃腰脚骨を強うす」と、補腎の薬効のあることが掲げられています。
漢方では、先ほどのカチグリに鎮静・鎮痛薬として使われている杜仲(トチュウ科の落葉高木)と混ぜ煎じて、飲む方法が行なわれています。
太古からの重宝。
クリを紹介したからにはコナラ(木楢)の実・ドングリにも触れておかねばならないでしよう。
ドングリは、ブナ科のコナラ、クヌギ、カシ、カシりや、トチノキ科のトチの木の実の総称です。
先のブナ科のクリは、古事記などの古書には-久利」の名で出てきますが、いつ頃から今圓の西から来た木11「栗」の字が当てられたかは不明です。
大槻文彦著『言海」によると、「クリは皮の色、湿(黒いという意の古語)なる意」と述ぺています。
ドングリも、一般にはこの「栗」にあやかって「団栗」-鈍架」の字が当てられていま手。
これから察するに、この名は人間の生活により身近な、実の大きい方から付けられたようです。

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