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鉢植日記


鉢植日記のこえ

一般には高温害。
脱水による障害がほとんどで樹木の耐暑性とは、耐寒性と同様、単に温度が高いというだけでなく、高温時の乾燥度蒲砒度)が大きく影響します。
入間の場合は、かなりの高温時でも空気が乾燥していれば、割合しのぎやすく感じる反 面、高温多湿になると強い不快感を感じます。
空気が乾燥していれば発汗を促し、体温調節が容易にでき、喉が渇けば自由に水を飲んで補給できます。
しかし湿度が高いと発汗しても蒸発が抑えられるため、べとべとしたまま体表に残り、体温調節ができにくいからです。
しかし植物の場合は、空気が著しく乾燥する場合は、同時に用土(土壌)も乾燥します。
そして、根からの水分吸収も不十分になりがちで、葉からの水分蒸散が激しければ、体内の水分バランスが崩れ障害が生じます。
それと高温と重なったときに葉焼け症状を起こします。
植物が根から吸収する水は光合成の主材料ですが、ふつう吸収する水の大半は葉の気孔から蒸散しています。
気孔から蒸散する水には植物体温調節の役割があるのです。
もちろん、土壌申から水といっしょに吸収した養分を枝葉各部に運搬する働きもあります。
この根の吸水力とは、実際には葉からの蒸散によって引き上げられる力に負うところが大きいのです。

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