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秋のみのり


これ秋のはな

取り木の場合は、立ち上がワから幹模様についてはすでにあるものに、後から根を出させるわけですから、この順序からはずれますが、従来の方法でどうしても現れれる取り木の根張りの欠点とは、この順序を31まえていないために起こるのです(ただし、最近では取り木技術も発達し、よい根張りが得られるようになり、また、年月を経ればひとつの味わいになる場合もありますが……)。
取り木や接ぎ枝の技術は、種木が豊富にない今日、否定することはできませんが、ボンサイづくりの基本ではなく、あくまで応用技術であり、骨組みはよいのにどうしてもその欠点を救いたいという時に施される技術であると考えたいものです。
ボンサイ趣味には、いろいろな要素がありますが、 やはり、創りあげたという喜びが最大ではないでしょうか。
もちろん、どこの展覧会に出品しても、ほんとうの観賞に堪えるだけのボンサイをつくりだすことは、実際には容易なことではないでしょう。
特に"わび・さび"がある古木の美しい樹姿を望むまでには、長い年月をかけて鉢の中で育てた樹齢の重みと、持ち込みの良さを要することになるといえますが……。
よく考えてみると、ボンサイづくりはどの過程で創りあげたといえるかの論議が当然あるわけです。
たとえば、おおむねの樹形づくりができたような樹でさえも、口うるさい人にかかれば、まだ創りあげたボンサイじゃないと一言に片づけられてしまうことすらあーーます。
つまり、ボンサイの姿は、樹全体の各部(根張り・立ち上がり・枝分かれなど)がおのおのの個性に成されたといえます。
ところで、今回の樹は日本ボンサイ協会に出品されたぶなで、参観者の投票により「樹石社賞」を受賞しました。
このボンサイが見る人に感動をあたえ、人気をはくしたのは、大自然のもつ味わいを十分に感じさせ、こころを清めるものがあったからでしょう。
一言にしていえば、ボンサイの観賞は完成された作品を陳列するのが、いちばん理想なのですが、丹精こめてつくられているボンサイなら、完成に近づいている持ち込み培養中のものを飾ってみるのも良いはずだと思います。
むしろ、ある程度完成に近づいたボンサイを意欲的に飾ってみてこそ、真剣に勉強することにつながるのてはないでしょうか。

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