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花のおもい


dahlia

こ拠に対して、おじいさんの植木の芸術的意義を探求する目的であらわしたと,の言説のほうが具体俊をもっています。
趣味の対象とはいえ、おじいさんの植木を論理的に解明されようとしたのであろうか。
「これを要するに、製代、生ける芸術としてのおじいさんの植木は、最初よりかのいわゆる植物美を賞翫するのみの目的になれる鉢樋物とは全然別種の目駒を有するものであって、いわゆる大自然の心を薇トに写すことを以てその目的とするのであります。
(中略)しかして、吾人の芸術的の研究とその現花の実力は、たしかに或る程度まで、尺余を肌でざる、しかも同一種類 にあらざる維裡の樹木に於て、実際の数千隼の老大樹が具備せる諸種の外面的特徴を、数倍または数卜僻も高度にこれを表現せしむることによって、その実物の大きさ及びその時代に於いて比鞍にならざる大差違を有せる大自然の或るものに接すると同様の気分を味うことに成功しつつあることを確信せるものであります。
その表現はなかなか論埋的であります。
次のようになるだろう。
おじいさんの植木は、その素材にくらべては比較にならないほど、樹齢や大きさの興なる自然の大樹の姿を就Lに表現し、しかも、その実物以ヒの深い感銘を観者にあた、足る。
つまリ、鋒植物のようにたんなる素材だけのあた・疋る美しさに絡っていない。
素材をこえ、しかも、素材の幾現しようとした実物以Eのものをもっているからこそ、おじいさんの植木は芸術なのであります。

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